マック赤坂ら泡沫候補のドキュメンタリー映画「立候補」を見てきた感想

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選挙で負け続ける泡沫候補にスポットを当てたドキュメンタリー映画「立候補」が6月より上映されます。それに先駆けて先行で観てきましたので感想や見どころなど。【追記】劇場上映は終了し、DVD化されました。

立候補

5月7日にお台場のカルチャーカルチャーで行われたメデコミ会による事前上映を観てきました。

この映画の主な舞台は2011年大阪府知事選挙(Wikipedia)です。

だいたいのあらすじ


※ドキュメンタリーのため、既に現実で結果は分かっているので、特にネタバレとかは気にせずに書きます。

大阪府知事選挙は事前には羽柴誠三秀吉も出馬して、マック赤坂VS羽柴秀吉が見られるのではという噂がありましたが、羽柴秀吉は肺がんの治療のため出馬はなりませんでした。

後のインタビューでは、羽柴は選挙になぜ挑むのかという質問に対して「戦い」だから。出なければ当選はない。と返していました。ただし、まだ勝っていないので自分をお手本にはしないで欲しい、とも。

マック赤坂は大阪の政見放送でスマイルダンスを披露。
本人もツイッターをチェックしており、反応を確かめていました。

ここで、マック赤坂の専属運転手である櫻井氏にもインタビューが入り、小さい病気の子どもを抱えて、仕方なく運転手をしていることが吐露されます。
ちなみに、募集時に「時給4,000円でロールスロイスの運転手」とあったのに、どんどん値切られて半分しかもらえなかったこともバラしています。大金持ちはケチというのが良く分かるエピソードです。

途中では他の人気泡沫候補の外山恒一のインタビューも入りました。
外山恒一の政見放送はYouTubeで140万回も再生されたそうです。
しかし、本人はネットには否定的です。

そして、大阪府知事選挙の他の泡沫候補の紹介もありました。
岸田修(無所属・70歳)は、「ほとんど家にいた」とテロップに書かれるほど、なぜ立候補したのか一番よく分からない人でした。
映像の取材を極端に嫌い、帰ってくれという態度です。

中村勝(二十一世紀日本維新会・60歳)は、最初から4位狙い(選挙は3名の有力候補の戦いとなっている)
奥さんを亡くして一人で子どもを育てている、やさしそうな人。
「世のため人のため」と言っているが、どこから供託金の300万円を工面したのか謎な感じです。

高橋正明(無所属・69歳)は「だいたい挨拶をしていた」と書かれるほど、街頭での「よろしく」という挨拶だけに終始し、主張らしい主張は何もありませんでした。

そして、この映画のもう一人の主人公、マック赤坂の一人息子、戸並健太郎が登場。
彼は以前は父親に反発しており、選挙活動も手伝わないと言っていましたが、この映画の最後では違う姿を見せることになります。

映画はマック赤坂の街頭選挙活動を追いかけます。
なぜか選挙区外の京都大学の学祭の門の前で邪魔しようともします。(マックは京大出身)
その結果、警察とも衝突。この後もマックは幾度も周りの人に迷惑を掛けては警察と衝突しています。

駅前の交通量の多いところでは、鳴らしていたタンバリンを道路に投げ捨てる奇行なども見せます。
どうやらマック赤坂はパック入りの日本酒を飲みながら街頭活動をしているようで、この人はアル中なのではないかとも思えました。

奇抜なパフォーマンスに、通りがかった外国人は「あれが立候補者なの?信じられない」と言った風でした。

そして、映画の一番盛り上がるシーン、橋下徹が応援に駆けつけた最有力候補の松井一郎との双方選挙カーでのにらみ合い。
とりまく聴衆からはマックに「帰れ!」コールが容赦なく浴びせられます。

大阪府知事選挙の結果は、最終力候補の松井一郎が当選、マック赤坂は最下位でした。
「ほとんど家にいた」岸田修がなぜか4位(有力候補3人の次)

そして、さらに後日の2012年12月。
東京は秋葉原での衆院選の自民党演説に紛れてマック赤坂もその場にいました。
実際のその時の様子はまとめられています:
【画像】秋葉原での自民党演説にどさくさにまぎれてマック赤坂が登場 AKBカフェ・ガンダムカフェ前 – NAVER まとめ

この時にも、マックは自民党の応援者から「帰れ!」コールを浴びせられています。
安倍晋三・麻生太郎という人気政治家には全くかなわないマック。

大きな敵を相手に、どうするのか…?!

感想


実は最後までマック赤坂が何のために立候補したのかは明確な回答がありません。

何度か「同じ300万円の供託金を出したのに扱いが違うのはなぜか」という怒りをマスコミや対立候補に向けて発していますので、最初から泡沫候補として見られることに憤りがあったものと思われます。

また、自分が少数派であると自覚しているようで、少数派が多数派に理解されない悔しさを持っていると思います。

それにしても、立候補したものの自分を当選させることには殆ど戦略はなく、単に人前で注目を集めてパフォーマンスをしたかっただけなのかなという、本当によく分からない人です。

それに対して息子の戸並健太郎は、ちょっと冷めたところもありつつ、父親を支えるところもあり、こっちが保護者なのではないかと思えるくらいです。

他の候補者についても、なぜ戦うのか割と明確な羽柴秀吉以外は、あまり語らず、300万円という高額な資金を集めてでも出馬する意気込みみたいなものは、私自身は正直よくつかめませんでした。

みどころ


映画の大部分はマック赤坂の奇妙な選挙活動の一部始終を追っていますので、この変人パフォーマンスだけでも(特によく知らない人には)絵的に楽しいものになっています。
また、外山恒一の真面目なインタビューもあるので、ファンの方は見ておいた方が良いかもしれません。

そして、選挙という人間ドラマを見たい、泡沫候補の人物像を覗き見たい、という好奇心のある方は是非ご覧になってみて下さい。

DVD発売!


ついに「立候補」がDVDになりました。

情報


映画公式ページ
映画「立候補」

「赤坂」つながりで赤坂経済新聞に取り上げられています。
マック赤坂さん出演のドキュメンタリー映画「立候補」公開-泡沫候補にスポット – 赤坂経済新聞

上映館は「ポレポレ東中野」で6月29日から公開されます。
ポレポレ東中野

追記:ポレポレ東中野が連日満員過ぎて急遽、下北沢の「トリウッド」でも7月3日~7月12日(火曜定休) 13:00の回で上映されることになったそうです。

大阪「第七藝術劇場」と名古屋「シネマスコーレは日程調整中とのことです。 上映が決まりました!詳しくは公式ページで。

予告編

予習用 政見放送


映画中にも登場するので予習しておくと楽しめるはず

この記事を書いたのは

しゅうまい(@shumai)です。 新しいこと楽しいこと不思議なこと、わくわくすることが大好きです。MacBook Pro 15inchとiPhone 7 Plusの大画面コンビでブログを更新しています。→ 詳しいプロフィール

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