カード送ったことある人集合!さようなら楽天グリーティング

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ウェブの一つの文化がまた無くなろうとしています。メールで送れる誕生祝いなどのグリーティングカードって送ったことある方も多いのでは?

楽天グリーティングが12月10日をもってサービスを終了するそうです。
私は履歴を見たら2008年に母の日のカードを母親に送ったのが最後の利用でした。

ウェブでグリーティングカードを送るという文化が盛り上がったのは、FLASHのようなイラストに動きをつけられるプラグインが普及してからの時期のことだったように思います。

この仕組みを知らない方のために手順を説明してみます。

1)グリーティングカードを送りたい人が送りたいカードを選びます
2)送りたい相手のメールアドレスを記入します
3)送りたい自由文メッセージを記入します
4)最後に確認して確定します
5)相手にメールで「●●さんからカードが届いています!」のようなメールが届きます

6)相手はメールにあるリンクをクリックします

7)すると楽天グリーティングなどのサービスに用意された個別ページが開き、送り主のメッセージを読んだりグリーティングカードのアニメーションを楽しんだりできます

このグリーティングカードの仕組みを使った「年賀状」も、以前にありました。
本物のお年玉年賀状と同様に、プレゼントが抽選で当たるというものでしたので、切手代がかからずに多数の人にメールで年賀状を送れて当選確率も上がるので、職場などで流行していた気がします。

ちなみに年賀状サービスの当時の情報はほとんどネットから消え去ってしまい、公式情報はこのような昔のプレスリリースしか引っかからないです。
ブロードバンドという単語にも懐かしさがうかがえますね。
(なお、ここで掲載されているドメイン名は既に別の業者が入手して年賀状印刷のサイトになっています。)
株式会社博報堂、ブロードバンド時代に対応した大規模な広告配信を年末年始に実施 ~インターネット上のイベント『お年玉くじ付き電子年賀状』を大幅リニューアル~

時代は移りゆき、ネット事情が変化して、フィッシング詐欺が不安で知らないアドレスからのメールを開かない人が増えてしまった現在では、このようなメールを介した仕組みはあまり成り立たないシステムになってしまったように思います。

また、スマートフォンの普及により、メールでのコミュニケーションも仕事以外ではだんだん廃れていき、LINEやFacebookメッセージなどに置き換わっています。
そこでは「スタンプ」が花盛りですよね。

そういうわけで、ウェブグリーティングカードはあまり使われなくなっていき、ついに資金力がある大手企業でもサービスを終了するようになったわけです。
(なお、楽天以外でのグリーティングカードを提供してくれる会社はまだ幾つかはあるようです。)

12月10日までの残された期間で、懐かしいカードをまた送ってみようかなぁという方はこちらでどうぞ。
日本最大級のグリーティングカードサービス / 【楽天グリーティング】

この記事を書いたのは

しゅうまい(@shumai)です。 新しいこと楽しいこと不思議なこと、わくわくすることが大好きです。iPad Pro+Apple Pencilでの手書きメモがお気に入り。→ 詳しいプロフィール

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