MacでWindowsの3Dゲームがプレイできると知って驚きの「Parallels Night」
MacでWindows環境を動かせる仮想環境アプリは以前に使ったことがありましたが、まさかの3Dシューティングゲーム(「オーバーウォッチ」)がスムーズに動くとは?!
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MacはMountain Lionから使っているマカー歴が浅いしゅうまいです。ブロガーイベントParallels Nightのご招待をいただいたので参加してきました!
第6回のParallels Nightは8月23日に日比谷の京-MIYAKO-BARラウンジで開催されました。
この日は新バージョンの「Parallels Desktop 12 for Mac」の発表および発売日でした。
参加者はブロガーや凄腕そうなMacユーザーといった方々が10名くらいとこぢんまりした感じです。
シニアプロダクトマネージャーのカートさんと撮影。会場の様子も分かります。赤いポロシャツ着用がパラレルスの方です。(下に埋め込み表示されない場合はこちら)
公式アカウントからのツイートでは私が大きく写ってました!
先日開催したParallels Desktop 12 for Macの説明会にご参加いただいた多くのブロガーの皆さまに、心より感謝! pic.twitter.com/wA1LQkqxys
— Parallels Japan (@Parallels_JP) 2016年8月25日
そもそもParallels Desktopとは?
Mac OSの上でWindowsなど他のOSを使えるようにする仮想環境を提供するアプリです。
Macの場合はOS自体に別のOS環境を動作させるBoot Campという仕組みが用意されていますが、これは再起動が必要で同時には1つずつのOSしか動かせません。
Paralles DesktopはMac OSを起動したまま、Windowsのアプリも同時に一緒の画面で重ねたり並べて使えるようになります。
もちろん、コピー&ペーストでデータの貼り付けなどのウィンドウ間のやりとりもできます。
自宅ではMacでも会社ではWindowsを使うので自宅仕事用のパソコンを別に持っている人もいるかと思いますが、物理的なパソコンを増やさなくてもMac上の仮想環境にWindowsをインストールすればMicrsoft Officeなど大抵のソフトは動きます。
ブラウザのバリエーションテストに便利
最も使い出がある用途だと思ったのがブラウザの表示テストに使うというケースです。
複数OS、複数のブラウザバージョンを仮想環境ごとに用意して切り替えれば、パソコンは一台で済みますし、再起動の必要も無く、ウェブページを変更したらすぐにデザインや表示の確認をすることができます。
やろうと思ったことがその場ですぐにできて中断されないので作業がはかどりそうです。
Windows Inkの手書き入力に対応
ここからは最新版のParallels Desktop 12 for Macについてです。
私はWindows 10のアニバーサリーアップデートで追加になった手書き機能の「Windows Ink」に対応しているところが、面白いと思いました。
もちろんMacBookがタッチパネルになるわけではないので、別にiPad Proなどが必要です。
手書き入力が便利なのは複雑な数式を入力する場合が挙げられます。
Σナントカカントカみたいな数式も自動認識される機能がWindows Inkで使えるようになりましたが、そちらにも対応しています。
便利なParallels Toolbox
それから「Parallels Toolbox」という便利ツール集が提供され、かゆいところに手が届くものになっています。
画面キャプチャーツールはウィンドウの後ろになっているものを取得することができるなど、一手間を節約させてくれそうです。
それから、プレゼン時などにデスクトップのアイコンを見えなく綺麗に表示するツールもあります。
まだツールの数が22個ですが今後増やしたいとのことです。アイデアは既に100個くらいあるのだとか。
Windowsと比べるとMacは便利ツールが少ないから、Macユーザーに有意義な製品にしたいという意気込みで作られているそうです。
3Dゲーム「オーバーウォッチ」が動く!
FPSのゲームも個別に対応することでヌルヌル動くようになっていました。
3Dのゲームはグラフィックの機能を目一杯使うため、何も対応していない最初はゲームは起動するもののキャラクターの髪の毛が表示されなくてツルツルの頭になってしまうという状態だったそうです。
双方のグラフィックチームが協力して、Macの仮想環境でもゲームがとどこおりなく遊べるようになりました。
これはまだ最初のケースで他にも今後人気のゲームがあったら対応してもらえるのかなと思います。
まだレアキャラ?Parallels Bear
お土産にいただいたこちらのクマさんの縫いぐるみはParallels Desktopの10周年記念で、ユーザーとのインタラクティブな関係を作りたいという旨で誕生したそうです。一体ずつ微妙に個性がある顔立ちです。
感想
対話を大切にして少人数でのイベントでしたので、個別にお話も伺えて良かったです。
Windowsの3DゲームがMacでカクカクせずに遊べるのを目の前で見て、一昔前だと信じられなかったと思うのですが、すごい時代になったものです。
何よりもMacを知り尽くした開発陣が作っているため、Parallels Toolboxも使ってみたくなりました。
モニター用に1年分のライセンスコードをいただきましたので、インストールしてみたいと思います。
Parallels Desktopのできそうなことは何でもやろう精神結構好き。とにかく一台のMacで全部を動かしてやるという執念がすごかったです。MacもWindowsもどっちも0と1の世界で動いているのだから動かせる!という前提から入るんだろうなぁ。
— しゅうまいGO (@shumai) 2016年8月25日
以下のページでトライアル版を無料でダウンロードできますので是非複数環境を操作体験してみてください
▼公式ダウンロードページ
Parallels Desktop 12 for Mac のダウンロード
店頭販売はこちらのようなボックスです。
棚に並んだ時の見栄えや上から貼るシールの位置関係など考慮点が多く、製品化よりかなり早い段階でデザインするのだそうです。