エスカレーターの非常停止ボタンは躊躇無く押して
駅のエスカレーターを自分が止める時が来るとは思っていませんでした…。
先日ある駅で下りのエスカレーターに乗ろうとした時のことです。(写真は別の場所のイメージです)
足元がかなりフラフラしている酔っ払いの男性が私よりも先に下りエスカレーターに乗ろうとしていました。
私は「酔っ払いの近くに乗っていて吐かれたりしたら嫌だから離れていよう」と思い距離を置いていました。
その男性が下りエスカレータに乗ってそのまま下の方に歩いていこうとしたところ、足がもつれて転倒して、派手にゴロゴロと下の方まで転がっていってしまいました。
エスカレーター上にいるのは、その男性だけです。
これは危ない!と思って、私は赤い非常停止ボタンを押しました。
自分が一番近くにいたから躊躇無く押しました。
エスカレーターの非常停止ボタンはだいたいこのようなところにあります。
エスカレーターは一番下や上は吸い込まれてしまう構造になっているので、何かが挟まったらケガなどする恐れがあり、実は結構危険な乗り物です。
もちろん、いたずらでむやみと非常ボタンを押すのはダメですが、誰かが倒れたりした場合は押した方が良いと思います。
私がボタンを押してからしばらくはエスカレーターは止まってしまいますが、他の乗降客は別の階段などを使っていました。
そして、ホームにいた駅員さんに言って動きを再開してもらうまで1分くらいだったと思います。
動きが再開したエスカレーターに乗ったら、一番下には男性が捨てたバキバキに折れたビニール傘が転がっており、本人の姿はもうありませんでした。
傘の骨が折れるくらいの衝撃はあったとしても、おそらく足の骨が折れたりはしなかったのでしょう。
酔っ払った時にエスカレーターに乗るときは歩かずに止まって乗らないと大変なことになる場合があります。
私の中で今年一番のヒヤリハット事例(他の人のですが)でした。
他にもこわい事例を「一般社団法人 日本エレベーター協会」が公開していますのでチェックしてみてください。
なぜ危ないのかの動画あり!
▼こちら
一般社団法人 日本エレベーター協会|エスカレーターのご利用について