iPhoneのiMovie2だけですごい動画を作ろう研修に参加しました
iPhoneをお持ちで動画に興味がある方、お手元のiPhoneだけで動画が作れちゃう研修に参加したのでレポートします。使うのは最新のiMovie2.0です。
研修講師はソーシャルメディアや動画などで主に中小企業を中心に成果を出されている坂田誠さんです。
講師ブログ
Social Magician Makoto Sakata | ソーシャルメディアのビジネス活用で中小企業の成功事例多数!坂田誠
使うのはiPhone(iOS7)+iMovie2.0です。
iMovieがメジャーアップデートされて、より高度な編集ができるようになりました。
デスクトップ級に色々できて、たったの500円!
(新しく端末を買った方は優待プログラムで無料でダウンロードできます)
iMovie
価格: ¥500 (価格は変更になる場合があります)
さて、この研修ですが、「iMovieの使い方」だけの研修ではありませんでした。
動画を作るには以下の4つステップが必要ですが、このうち「編集」だけを教えてもらってもすぐに動画を作れるようにはなりません。
1.テーマ 何を伝えるか?
2.構成 どんな順序やシーンで?
3.素材集め 動画や写真の準備
4.編集 最後に編集
坂田さんの研修では1〜4の全てを実習しますので、翌日からすぐに動画作りができるようになります。
実習のテーマ「他己紹介」
二人一組になって、相手のプロモーションビデオを作成します。
実習動画の構成
1.他己紹介の宣言 「これから●●会社の●●さんを紹介します」
2.パートナー自己紹介 相手に一言で自己紹介してもらう
3.パートナーを褒める 相手の写真(静止画)を3枚映しながらアフレコで説明する
4.一緒にエンディング 二人で映った動画で「以上●●さんの紹介でした、では〜」
という4パートの構成です。
素材1の収録
自分撮りで他己紹介を宣言「はい、●●です。今日は●●会社の●●さんの他己紹介をします」
ポイント
動画は何が起きようが横向きで撮ること!縦向きはダメ!
iPhoneのホームボタンが右に来る横方向!間違えると天地がひっくり返る場合あり
カメラを見る!画面ではなく
テロップが入ることを考えて下の方は空けて撮る
★しゅうまい体験談:たったこれだけの短いセンテンスなのに、何度も撮り直す人が続出!
今まで動画を撮ったことが無い人がいきなりトチらずに流ちょうに離すのは難しいのです。
iPhoneを持つ手に相手の名刺をはさんで目線をカメラからそらさずに相手の所属・名前を読み上げるのがポイント。
この時に名刺を凝視しすぎて瞬きもしないようだと、それはそれで不自然になっちゃいます。
素材2の収録
パートナーの自己紹介 相手を撮る
喋る側の人はしゃべりすぎないようにする
例)こんにちは、●●です。●●の分野でコンサルタントをしています。
★しゅうまい体験談:ここも、欲張って長目にすると途中でNG続出です。
しかも、相手が撮るので自撮りじゃない分、余計に緊張してしまいます。
素材3の収録
欲しい素材は写真(静止画)3パターンくらい欲しい
写真は変化を付ける 真顔・笑顔・変顔とか
3パターン欲しいなら3枚では足りない。プロは50枚の写真集に何千枚も撮っている。10枚は撮りましょう。
社外の人に撮り直しさせてくれとかは言いづらい。そういう場合は多めに撮ること。
「いい笑顔ですね!」等の会話をしながら撮ると自然な表情が撮れる。
★しゅうまい体験談:会話しながら撮ると、素人でもそこそこ良い写真が撮れることが分かりました。
たくさん撮っておいて後からベストショットをチョイス!
素材4の収録
「以上●●さんのご紹介でした。じゃあね!」二人で映る
バイバイと手を振る時に撮影の手はぶらさないように気をつける
iPhone用の三脚を使うと失敗しない
★しゅうまい体験談:パート4にもなると、みんな動画撮影に慣れてきますね。数時間でこの変化!
これで素材が揃ったので、次はiMovieの編集作業とアフレコになります。
iMovieでの編集
重いアプリなので、iMovie起動の前に、バックグラウンドのアプリは全部消した方が安定します。
※実習で作った動画は個人の方の顔が映っていますので、以下の画面キャプチャはサンプル画像ですので内容と合致しませんがご了承下さい。
素材1,2の編集
新規作成→「ムービー」を選択
テーマはとりあえず「CNN iReport」を選択
素材動画1を読み込む。フィルムと音符のアイコンをタッチ。
続きに素材動画2を読み込む
間違えた時は長押しすると上にちょっと出るのでそれをドラッグして外に出すと読み込みの取り消しが可能
(素材は削除はされずカメラロールに残ったままです)
素材の前後を切りたい場合は、一度タップして黄色い選択枠を付けてから前後の枠をドラッグする
秒数が表示されているのでそれで秒数が分かる
トランジション(画面切り替えの効果)をダブルタップすると効果が変えられる
トランジションの秒数を変えられる 0.5秒〜2.0秒
効率良く編集するには、継ぎ目の秒数を後から変えると前後に食い込んでしまうので注意!
素材を配置して、継ぎ目の秒数を決めてから、前後の調整をする
設定の歯車アイコンをタップ
「テーマ曲」をONにする→「完了」でBGMが付く
元の動画の音が聞こえずにBGMが大きいのはNG
ボリュームのバランス調整
素材1をダブルタップで画面一番下に出た「オーディオ」をタップすると音量調整できる
緑色のバーをダブルタップでBGMの音量調整ができる
素材間のボリュームバランスを均一になるようにする。
いきなり音が大きくなってびっくりさせない。
タイトル字幕を付ける
素材1をダブルタップで画面一番下のメニューから「タイトル」を選ぶ
「オープニング」を選ぶ
タイトルが入れられる。
文字をたくさんいれると小さくなってしまい読みづらくなるので多く入れすぎない。
ピンを選ぶと地名が出てくるが自分で入力もできる
iMovieは2.0になったばかりでまだバグがあり、おかしくなることもある。
調子悪くなったら左上の矢印を選んで戻って入り直すと大抵のことは直る。
素材2をダブルタップで「タイトル」「中盤」を選び、字幕を入れる。
素材3の編集とアフレコ
白い線を動画の一番最後にして、追加で素材3の写真を入れる
メディア追加(音符マーク)→「写真」
編集領域をピンチアウト・ピンチインで縮尺が変えられる
「ピンチで開始位置を設定」「ピンチで終了位置を設定」で写真の見せ方を変えられる
アフレコ
30秒から1分で他己紹介をする
素材3の前に白線を持って来る
マイクのアイコンをタップする→録音
3秒カウントダウンしてから録音される
確認で聞いて良かったら採用、ダメだったら再録音
アフレコした音に合わせて静止画の秒数を調整する
アフレコは音量が大きくなりがちなので、ボリュームを調整する
アフレコはよく使うので大事!
工場・お祭りなど背景がうるさい場所での撮影にも使える。動画の上にもアフレコできる。
★しゅうまい体験談:話す内容は原稿を書いてから読むとうまくいきます。
暗記だとつっかえてしまいます。アフレコは目線とか気にしなくて良いので原稿ガン見で!
素材4の編集と保存
素材4の動画を足す
アフレコの後に動画を足すとミュート(無音)にされる場合が多いので注意
完成したら左上の<をタップして元に戻り、上に矢印が出ているアイコンをタップ。
ビデオを保存
理由が無ければ大きいサイズを選ぶ
カメラロールに保存される
これで動画が完成!!
完成した動画の公開
主にFacebookで公開したい場合は、Facebookに直接アップロードすると確実に再生される
YouTubeにアップロードする場合はYouTube Capture(公式アプリ)を使う
アップロードした動画に対して後からタイトルやタグ付けを自由にできる
YouTube Capture
価格: 無料 (価格は変更になる場合があります)
もう一つの機能「予告編」について
iMovieで予告編を選ぶと元から構成された動画が作れる
後からテーマの変更はできない
文字は変えられる
ビデオか写真を空いているところに埋めていくだけで作れる
写真を指定した場合は開始位置・終了位置の調整ができる
予告編を作るために
ストーリーを考えることが大事
ストーリーとは「変化」
何が → どうなったを考える
絵コンテの文字からストーリーを作る
ストーリーを作ってから映像を当てはめる
アウトライン
絵コンテ
セミナー受講者への宿題
宿題:覚えているうち(明日)にムービーと予告編を新規に1つずつ作ってください!
自分のFacebookアカウントに予告編をアップロードするとみんなが褒めてくれる!
嬉しくなって調子に乗って次も作ろうかな、となるので、是非公開しましょう。
全体の感想
3時間という短時間で1つの動画を作り、色々なテクニックを網羅的に学ぶことが出来て、非常に効率的な研修内容でした。
まさかの二人一組での作成で、最初は自撮りすら慣れずに緊張してカミカミでしたが、数時間で慣れるものですね。
最初にきちっとテーマと構成があると、こう作る!というのが明確ですので途中で無駄な作業をしなくて済むので、大事だと思いました。
自分が出演する動画作りはとにかく慣れが大事と実感しました。
今まであまりやったことのない部類の作業をマスターするにはどんどん実践することですね。
そのためには、最初から完成度の高い物を求めずに、作っては公開してみて改善するチャレンジ精神が必要かと。
私は主にMac版のiMovieで動画を作成していましたが、iPhone版も充分な機能を備えており、旅行先などでも動画が作れてすぐに友達に見てもらえるのは楽しそうです。
素人でも簡単に動画が作成できるiMovieすごい!(2.0の利用にはiOS7が必要です)
ピクチャ・イン・ピクチャやスローモーションにも対応しているようです。
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コメント
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