ヘビーユーザーが使った「CamiApp S」iPhone版の感想
イベントでノートをたっぷり取るしゅうまいです。私が約1ヶ月間CamiApp Sのモニター機を使ってきた素直な感想です。
まずはじめに、私がモニターしたのはiPhone版の見開きノートタイプです。
おそらくAndroid版では生じないことも含まれます。
同期時間とデータ欠落
私はノートを1イベントあたり何ページも取って取り込むのですが、CamiApp Sの同期がいつまで経っても終わらないことが頻発しました。
あまりに終わらないので(10分くらい)アプリを強制終了してしまったところ、同期が終わっていないにも関わらず、その分のノートの筆跡データが無くなってしまい、次回同期してもデータ欠落はそのままになりました。
これについてはコクヨ側から、iPhone版は1枚のノートの同期に1分〜2分かかり、複数ページを同期している場合に途中でやめてしまうと、その筆跡データは消えるという回答が来ました。この場合、データは本体内から消えてしまっているのでリカバリーはできません。
ただし、複数ページ同期中にやめてしまい複数ページ全部が消えるという不具合はアプリのアップデートで対応予定だそうです。
同期中はスマホが他のことを何も出来なくなりますので、できればノートを1枚書いたら1枚ずつ同期するやり方が良い方法だと思います。
字しか書かないメモの場合
私のノートはほとんどが字の羅列です。
そのためサムネイルだけでは、どのページがどれか分かりづらいです。
なので、タイトル欄は非常に重要です。ここには必ずイベント名と通番を記入するようにします。
OCRの数字の読み取りは結構良いのでページ番号を入れるのはマストです。
ページをまたぐ筆記の場合
せっかく見開きなので、右のページを書いている途中で左のページにも書き足すことがあります。
その場合には、データが分かれてしまい、後で合成しなくてはなりません。
右ページ→左ページ→右ページに書くと、左ページに書いた分は元の左ページに書いた分とは別になり、右ページもデータが分かれてしまいます。
一度チェックボックスをチェックしたら、前のページには戻らない、という方が後で面倒くさくないです。
合成時の表示の順序が崩れる問題
ページを合成すると、更新時刻が現在になるようで一番上に移動してしまいます。
並びがノートを取った順番とは無関係になってしまうので、更新時刻を任意にいじれるようにして欲しかったです。
また合成前のノートはもう不要なので、元の場所に残すのではなくゴミ箱的なところに移動しておいて欲しかったです。
基本的に1ページ単位
ノートをずらずらと何ページも取る私の方法では、複数ページを1つの文書にまとめ直ししなくてはならないので、意外と整理が大変でした。PDFもJPEGも1ページ単位でファイルができます。
それでも期待しています
アナログとデジタルの境界線をどうにかしたいという着眼点と発想はとても良い商品で意欲作です。
ただ、これが「初号機」のため、なかなか品質が追いついていない面もあると思います。
私は、説明会の時に発表があったAPIを使ってのオリジナルノートの展開がこの製品のキーになると思います。
例えば定型の書式に営業マンが記入するだけで営業日報が作れて送れるというシステムが構築できるそうです。
まだまだ手書きの方が手軽で普及しているものはたくさんあると思いますから、それらを代替できてメリットがある分野にうまく参入できたら、CamiApp Sの実力が生きてくるのではないかと思います。
あと、同期スピードに関してはイベント会場で触ったAndroid版は素早く連携されていたので、iPhone版だけ遅いのだと思います。これはBluetoothの規格の違いによるもので、ある意味仕方無い部類です。
個人的にはとても面白い切り口のガジェットをお試しできて、返却するのがちょっとさみしい感じです。
コクヨさんありがとうございました。
予約・販売ページ
CamiApp Sは9月5日に発売になりました
▼見開きノートタイプ Android版
▼見開きノートタイプ iOS版
▼メモパッドタイプ Andrdoid版
▼メモパッドタイプ iOS版
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