映画「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」がじんわり泣けた感想
この秋公開になる映画の試写会に行ってきました。終盤涙が止まらず、じーんと来る映画でした。
突然の事故。家族の死。瀕死の身体。17才に課せられた、究極の選択とはーー
というキャッチフレーズの映画です。
実はこれでほとんど全部で、ストーリーの大部分は以上の言葉の中に含まれています。
あっと驚くような斬新な展開はなく、とてもオーソドックスなストーリー運びです。
それでも感動するのは一つ一つのエピソードが丁寧に描かれているからだと思います。
主人公の17歳の少女ミアは音楽一家に生まれ楽器の才能に恵まれてチェロ奏者になる夢を追いかけています。
音楽活動をしていた両親がかなりユニークで、でも愛にあふれた家族です。
恋人はクラシックとは全く音楽性が違うロックバンドをやっています。
ミアは「キック・アス」などで人気の女優クロエ・グレース・モレッツが演じています。
どこにでもいそうな女の子だけど光るものを持っているという感じが良く出ていると思います。
一見幸せそうに見えるミアですが、家族全員いっぺんに交通事故に遭ってしまい、自分だけ生死をさまよう状態で幽体離脱をします。
その透明人間状態で自分たちを取り巻いていた人たちの様子を見たり、過去の思い出を回想したりして、ストーリーが進んでいきます。
思い出の回想シーンでミアのことがだんだん詳しく分かってくると、「ミアには幸せになってもらいたい!」と親心のようなものが湧いてきます。
キュートで音楽に対しては真剣で、とにかく良い子なんですよ。
生死の境をさまようミアを取り巻く人たちも本気で彼女を愛していることが伝わってくるので、もう涙腺がゆるみっぱなしでした。
特に恋人のアダムとのエピソードはぶわっと来ました。
こんな素敵な二人が不幸になるなんて絶対に許せない!と思ってしまうんですよ。
どんなことも人も「失って初めて分かる」のだなと改めて確認できて良い作品でした。
あと、この映画は音楽がどれも良かったと思います。
クラシックからロックまで、劇中で流れるBGMにも注目です。
映画「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」は10月11日公開です。
原作本
こちらが原作の小説「ミアの選択」です
映画公式サイト
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