ズルがばれる時代がネットの外にも広がった
東京オリンピックのエンブレム周辺の件で、デザイン的なことは私には分かりませんが、もうズルは絶対にばれる時代になったのだと確信しました。
正確に言えば、ばれたズルが見過ごされずに取り消しなどの対象になるということです。
発見具合によっては、生涯に大きな汚点を残すできごとになってしまいます。
今までもネット民の探索能力が発揮された事件は色々ありました。
でも、それは国民的な事件にまでは発展していなかったような気がしますので、今回は特大級でした。
既にズルは誰かが暴こうとしたら絶対にばれるものになってしまったのです。
そして、今はばれなくても、今後は更にばれやすくなると思います。
画像検索の精度は上がるでしょうし、人工知能が「既女板」のノウハウを学習してネット中を探し回ったらどうなると思いますか。
(書いていてこわいです)
また、これから重要になりそうなのが、パクリと言われた場合の対処の仕方です。
これはもう、予め考えてリスクマネジメントする対象にしておくべきと思います。
誰がどのように対処を決めてどう発表するのか。
当然ですが、人の写真や文章を無断盗用してはいけないという教育を末端のアルバイトにまで浸透させることも重要です。
写真や文章をパクるパクらないの垣根は人によって全然違うところに線が引かれています。
仕事に就く際には必ずサインする項目に含めるくらいしても良いのではないかと思います。
私がブログをやっていて思うのが、自分が文章をゼロから書けない人はコピーしてくるしか手段がないということです。
それくらい自分で書けば!と思う短い項目をご丁寧にコピーしていただいていることがあります。
「パクツイ」する人も、労せずRTやふぁぼが欲しいからついやってしまうようです。
デジタル時代になってコピペも簡単になりましたが、それを検証するのも驚くほど簡単になっています。
下書きやドラフトの段階から他人の成果物が混じらないようにコントロールするということは、卒論を書いた人なら全員通ってきているはずなのですが、なかなか難しいですね。
衝撃的にうまい解決策が出てくるまでは「バレたら社会的制裁を食らう」という抑止力頼みなんでしょうかね…。
【追記】
上記の記事を書き終わった後で本人のお詫びコメントを読んだのですが、メールアドレスに勝手に色々送りつけるなどのいじめ行為があったようで、これは到底許せることではありません。
私がズルと言ったのは背景写真の著作権表示を消して使用した行為などを指しています。エンブレムそのもののアイデアがパクリであったかどうかは本人は否定しています。