「シン・ゴジラ」はいかにネタバレ無しで人に勧めるかいうゲームになってる
特定の映画を勧める「ガルパンはいいぞ」というフレーズが流行った理由がやっとわかりました。「シン・ゴジラはいいぞ」とだけ言えることはとても便利です。
というわけで、この記事でもネタバレしないでオススメすることにトライします。
既に色々な方がシン・ゴジラの記事を書いています。
また、Wikipediaがものすごい詳細なネタバレをしているのですが、映画タイトルのWikipediaにしては検索順位が低い気がします。これは親切な皆さんがリンクをしないから検索順位が抑えられているのだと思います。(当記事でもリンクしません)
さて、私がシン・ゴジラを観に行ったきっかけですが、時は2012年にさかのぼります。
東京都現代美術館で企画展「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」が7月10日から10月8日まで開催されました。
私が訪れたのは会期が終わろうかという10月2日でした。
私は特撮というものについて特に予備知識がありませんでしたが、CGを一切使わない「巨神兵東京に現わる」という短編映画を観てから、どういう方法で撮影されたのかを知るにつれ、これは大変な苦労と技術の積み重ねの上にあるものなのだと驚きました。
▼折れ曲がった東京タワーは実物でもかなりの大きさに見えますが…
(右上に写っているのは2Fから見下ろすお客さん)
▼実は下から見上げるように撮ったものなので、実際はそんなに高いわけではないです
(ここでお客さんがいるタワーと歩道橋の間から撮影したのが先ほどの写真)
2012年当時なので自分はiPhone 3Gで撮影しましたが、まだガラケーの人が多かったですね。
この企画展は、CGが無かった頃にミニチュアで工夫して表現された特撮の技法について、丁寧に解説があって、とても面白い展示でした。
ここで上映された「巨神兵東京に現わる」は、その年の11月に公開になった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」でも少し調整されたバージョンが同時上映されました。
「Q」は予告編が「ずっとピアノだけ」という物語の内容にほとんど触れることがないものでした。
そのため、仕上がりも良くないのでは?と思わされる面もありました。
それでもファンは信じて映画を観に行きました。
結果、ファンは予想もしていなかったストーリー展開に驚かされることになりました。
興行収入はシリーズ最高の52.6億円にのぼったそうです。
なので、これと同じく「シン・ゴジラ」の予告編はわざとガッカリされるように仕組まれて作られているということなのです。
あれはQ予告編のピアノのCGのようなもので、いいところを全然見せていません。
というわけで、ネタバレを避けて可及的速やかに劇場に「シン・ゴジラ」を観に行きましょうということです。
そして、他の人にネタバレ無しで観に行かせるゲームに参加してください。
▼8月発売が9月発売予定になった公式記録集(お高いです…)