セミナー行きっぱなしになっていませんか?セミナーレポのススメ
せっかく受講したセミナーや講演会の内容が身についたと実感できていますか?受けっぱなしになっていませんか?「セミナーレポ」を書くことで、行きっぱなしにせず確実に自分の身につけてしまう方法をご紹介します。
私しゅうまいは、セミナーレポを最速で更新することでも最近はある一定の評価を得ているようです。
一番早い場合は、帰りの電車の中からモブログツールの「するぷろ」で更新しています。
なぜ私がセミナーレポにこだわるのか。そのメリットとは。
そして、あなたもセミナーレポを書いてみたくなる書き方のヒントをお教えします。
セミナーレポのメリット
自分の復習になる!
「エビングハウスの忘却曲線」をご存じの方も多いでしょう。
人間が記憶したと思ったことも、1日経つとかなりの部分を忘れてしまいます。
1週間経ってしまったら、あまり細部までは思い出せなくなります。
この忘れてしまうことを防ぐのが「復習」です。
一両日以内にレポート記事を書くことにより、記憶への定着を促進します。
セミナーレポは「なるはや」で取り組みましょう。
また、1週間後くらいに自分のブログ記事を読み返すことも習慣づけたいです。
読み返しにより、自分が「学んだことをまだ実践していないこと」に気づいたりもします。
他人のブログ記事よりも自分のブログ記事の方が見返す習慣がつきやすいのは言うまでもありません。
人のセミナーレポをEvernoteに放り込んで満足だけするよりも、自分自身でブログに書きましょう。
ブログ読者に人気がある!
セミナーレポは一定の需要があります。
自分が知らないことを知りたい、行けなかったイベントの内容を知りたいという人は多いです。
ブックマークやシェアの回数も多い傾向があります。
人気記事のシェア実例(しゅうまいブログはまだ読者が少ないですのでこの数字は多い方です)
「ブロガー向けSEOセミナー」で勉強したSEO実践8つのステップ #BloggersFes02
そして、実はまだブログ読者ではなかった、同じイベントの参加者に、新たに読者になってもらえるチャンスでもあります。
懇親会が用意されているイベントでは積極的に参加しましょう。
そして、その人達がその日寝るまでの間に、セミナーレポをUPして読んでもらえたら最強ですね。
参加者にもエビングハウスの忘却曲線はあてはまりますので、皆がセミナーの内容を忘れないうちに読んでもらうことが大事です。
講師や主催者に喜ばれる!
これは思った以上に感謝されるようです。
有名講師の方のアカウントから直に自分のブログ記事が紹介されることも度々ありました。
一定のフォロワーを持つ方からブログを紹介いただけるなんて、素晴らしい機会ですよね。
著名ブロガーのしゅうまいさん @shumai が先日登壇の機会頂いた「オンラインコミュニティ」についてのセミナー ( @dlaboweb )のレポートをアップして頂きました。本当に丁寧にまとめて頂き感動です。深謝。bit.ly/10CpIsW #dlabo
— Hiroyasu Ichikawaさん (@SocialCompany) 2013年4月6日
セミナーの内容をあまりに細かく伝えすぎて「ネタバレ」になるのでは?と心配する方もいるかもしれませんが、事前にこれはオフレコでと言われていない部分に関しては、ブログでの公表を歓迎する講師が殆どです。
(情報の公開・非公開についてはちゃんと確認しましょう)
むしろ、「自分の話をちゃんと聞いて理解してくれている」と思われることの方が多いのではないかと思います。
また、こちらの内容の理解に誤解がある場合は教えてくださる方もいますので、間違って覚えたままにならずに済みます。
これは、発信者にしか得られない特典の一つです。
そして、講師だけでなく、イベントの運営や主催の方にも喜ばれます。
特に定期的に行われているものは、次回へのアピールにも繋がりますので歓迎されると思います。
運営者はおそらくは「アンケート用紙」よりもイベントの満足度をセミナーレポ記事から知ることができるのではないでしょうか。
セミナーやイベントに満足したら、ブログ記事を書くのが最大のお礼になるのかもしれません。
セミナーレポの書き方
それでは、どのようにセミナーレポ記事を書いたら良いのでしょうか。
step0 イベント情報は前もって書いておく
イベントレポ記事にイベント情報を載せないことはありえませんので、イベントの紹介ページや講師のブログへのリンクは予め用意しておくのがベターです。
ちゃっかりした人は講師の書籍へのAmazonリンクなども用意しておくと良いですね。
事前にイベントレポ記事の下書きを用意すると、「絶対に書いてアップロードしよう」という気にもなりますのでおすすめです。
step1 テープ起こしのようにみっちり書く!
まずは、自分がICレコーダーかテープ起こしの機械になったと思って下さい。
講師が言っていることを、あまり取捨選択せずに、できるだけどんどん書き残します。
デジタルにキーボードからが理想ですが、座席的に無理な場合はアナログノートでもOKです。
削るのは後からでもできるのですが、書きのがしたことを復活させることは難しいです。
蛇足っぽい脱線話でも、とりあえず書いておきます。
「何あいつ必死にキーボード叩いてるの?」「メモしすぎwww」
と思われたっていいんです。(実際には誰も気にしていませんよ)
講義を聞いているときは、同時にまとめようなんて思わないことです。
まとめるのは後からでもできます!
特に気をつけるべきことは、「5つの●●●●」のような項目は、項番の1〜5をちゃんと網羅するようにすることです。
漏れ抜けが無いように頑張って記録しましょう。
とにかく書く!
step2 情報量が多いスライドの写真を撮っておく
どうやっても手が追いつかない場合もあります。
その場合は、写真を撮っておきましょう。
「スライドは後から講師がシェアします」と言われていたとしても、そのシェアが何時間後何日後になるか分かりませんので、自分の手元に確実に資料がある状態にします。
そのためには、入力用の機械と写真を撮る機械は別々に持っていなくてはなりません。
step3 講師・運営陣に挨拶をする
セミナーが終わったら、さっさと帰るのはNGです。
帰りの交通機関などの事情がある場合は別ですが、後ろにゆとりを持ったスケジュールにしましょう。
懇親会の有る無しに関わらず、講師と運営陣にはお礼の挨拶をしましょう。
ここで名刺を渡しておけば、ひょっとすると自分のセミナーレポを読んでもらえるかもしれませんし、今後何らかの形でお近づきになれるかもしれません。
「自分は参加費を払ったのだからお礼は必要無い」と思う方はちょっと残念な方です。
その参加費は充分に高額でしたか?
数千円程度のセミナーは「手弁当」で主催者が頑張って開催しています。
多大な手間を掛けてイベントを主催してくれた運営陣にも感謝しましょう。
step4 セミナー後は「なるはや」ダッシュ!
私はセミナー後は帰りの電車か、途中のコーヒー店でセミナーメモをまとめ直しています。
1時間以内に復習をすることは効果的ですよ。
振り返りでは、先ほどセミナー中に、とりあえずで取ったノートやメモを振り返りながら、自分なりの解釈や気づきを記入していきます。
この時点ではセミナーの内容でメモしきれなかったことがまだ脳内に残っています。
とにかく、新鮮なうちに振り返ることが大事です。
また、心掛けていることは、講師が教えてくれたことと、自分の感想を混ぜないことです。
私の場合は、自分の感想には先頭の★マークを付けて分かるようにしています。
そして、この際に、自分へのTodoも生まれるはずです。
「紹介された書籍を買う」「自分のブログの●●を見直す」のような項目です。
これらTodoは、まとめの手を止めてでも、しっかりTodo管理ツールに入力しましょう。
デールの「経験の円錐」をご存じですか。
人が2週間後でも覚えていることは
読んだことの10%
聞いたことの20%
見たことの30%
聞く&見たことの50%
人に話したことの70%
言って実践したことの90%
と言われています。
つまり、人に教えることと、自らの実践がとても大事です。
そして、大切なのはセミナーを受講したときの「熱」があるうちに復習して、Todo項目を洗い出すことです。
これは一晩寝てしまうだけで、大分低下してしまいます。
勢い、大事!!
step5 セミナーレポを書こう
ノートのまとめ直しが終わったら、そこからセミナーレポを作るのは簡単です。
私はほとんどノートの内容からコピペして貼り付けています。
良く出来たノートは、そのまま人に見せてもOKです。
最初のうちは、人が読んで読みにくいかどうかはあまり気にしないようにします。
未来の自分のために書ければ充分です。
繰り返すうちに、上手になっていきます。
step6 セミナーレポをUPし周知しよう
セミナーレポをブログに書いたら、講師や運営陣に伝えましょう。
ツイッターのIDが分かっている場合はツイッターでMentionする(相手のIDを@に入れてツイートする)のが一番です。
イベントのハッシュタグがある場合は、記事のタイトルに入れてしまうのも一つの方法です。
また、Facebookグループ等がある場合は、そちらにも周知します。
どのような方法でも良いので、自分のレポが講師や運営陣に確実に読んでもらえるようにしましょう。
見やすいセミナーレポのコツ
内容を読みたくなるような冒頭のリード文を書こう
自分にどのような「課題」があり、それらを「解消」するようなセミナーであったことを明示しましょう。
記事をたくさん読んでもらえた方が良いですよね。
例)
ブロガーなら自分のブログを検索上位にヒットさせたいって少しは思いますよね?しかし、「SEO」ってどこから手を付けたらいいの?!と思っていたところプロのアフィリエイターさんが講師のセミナーが4月20日にありましたので参加してきました。ブロガー視点とはひと味違う内容で非常にためになりました。
講師の紹介をしよう
どのような立場でどのようなプロフィールの講師であるか、最初の方で紹介しましょう。
講師に公式ページやブログがあったら、リンクも貼っておきます。
イベント会場の情報
会場が特別な場所だったり、会場提供者に感謝の意を示したい時は、会場の情報も載せましょう。
ノートのコピーと整形
項番に見出しタグを付けたり、きれいに整えます。
内容が4行くらい続いたら、段落分けをすると読みやすくなります。
自分の感想や思ったことも、どんどん追記して構いません。
感想は★マークなどで、地の文章と区別できると分かりやすいです。
著書や参考資料の紹介があった場合は、Amazon等のリンクを載せておくと親切です。
まとめ・感想を書こう
そのセミナーが全体としてどうだったか、最後に書きましょう。
最後に「まとめ」や「感想」を書くと、レポートがぐっと引き締まります。
まとめ
いいことだらけのセミナーレポ。良さが分かっていただけましたか?
セミナーレポを最初から書くつもりで準備して、
実際にレポート記事をブログに書くことで、
聞いたり見たりしただけのことを、自分の言葉で語ることができ、
記憶に定着し、実践に繋げられる!
セミナーを受けっぱなしにしないためには、セミナーレポを書きましょう。
コメント
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