ブロガー向け記事ネタ配信システム「iWire」をどう料理しようかな #iWire
電通&AMNから発表された「インフルエンサーワイヤー」通称「iWire」の発表会がブログと情報源について考えさせられるものでした。
3月19日に電通本社で行われたブロガー向け説明会に参加して来ました。
「インフルエンサーワイヤー」通称「iWire」は、ブロガーとマスメディアを同等に扱うニューズレター配信および素材提供システムです。
企業から依頼された話題を、PRや広告に長けた方が編集し、面白いネタとしてブロガーに提供するそうです。
例として「逆パカ」の話題が取り上げられました。
私はこの単語は知らなかったですが、ここ数年でよく使われるようになったらしく、折りたたみ式のガラケーやニンテンドーDSを反対向きに折り曲げて壊すことを指します。
で、このネタを電通が味付けするとこんなにすごいぞ!というのが、ソーシャルメディアのデータ活用です。
殆ど全てのツイートが入ったデータベースを持っているので、「逆パカ」は携帯買い替えの理由として最も多くつぶやかれている(35%、次が水没32%)、なんてことも分かっちゃうわけです。
まぁ、私たちが直接そのデータベースを触れるわけではありませんが、将来的には「こんなこと調べてみて?」というリクエストにも応じられるかもしれないとのことでした。
こういった、マス相手の広告代理店ならではの仕組みを駆使して、ブロガーに「ゆるく楽しくいじってもらえる」ネタの提供をするそうです。
システムの具体的な流れのイメージです
メールで送られてくる情報で、気に入ったものがあれば、画像などの素材を使用しながら記事を書くという流れです。
なお、記事の末尾には元ネタへのリンクを必ず貼るようになります。
「ステマ」と思われないためにも情報源を明らかにすることは必要なことですね。
また、iWireでは今後の施策として、ブロガーを記者会見の場に呼んでその場でブログをかけるようにしたいとか、企業担当者と交流の仕組みを作りたいなど検討されているそうです。
しゅうまいの視点
このサービスは予告を見る感じでは、素材となる割と生々しい情報が届けられてくるのかなと思っていましたが、サンプル情報を見た限りでは、かなり味付けがされて届くようです。
カット野菜ではなくパスタのソースや中華料理の素が届きます。
で、それを普通に使うと、みんな同じ感じの料理になってしまいます。
ここでブロガーの腕の見せどころですよ。
明太子パスタの素でタラモサラダを作ってみました、ガリガリ君でコーンポタージュスープを作りました的な、アレンジレシピの才能を持つ人が、この仕組みの上では輝くと思います。
最近特に私が思うのが、同じことを異なるブロガーが書いた記事が面白いということです。
私はイベントに参加したら基本的に記事を書きますし、他の参加者の記事も読みます。
その時に、「ああっ、こんな見方があるのかぁ!」「これは見落としていた!」など、とても面白く読むことができます。
同じことを書いた他の人の記事を読むことはブロガーを成長させると思います。
反面、既にインフルエンサーである熟達のブロガーには、ここまで料理しなくても既に面白く書くスキルは持ってるわ!という方も多いかもしれません。
私はiWireは達人ブロガー養成所みたいな使い方もできると思いますので、「まだ駆け出しだけどこれからブログを有名にしたい!」という方は公式サイトからサービス登録されると良いかと思います。
▼こちらから
インフルエンサーワイヤー
Posted from するぷろ (`・ω・´)