Ingress Darsana:エージェントの長い一日が始まった(戦闘前まで)
イングレスの大型イベントをふり返ります。現場では何が起きていたのか。
12月13日(土)に行われた「Darsana XM Anomaly: Primary Site, Tokyo, JP」を一兵卒のエージェント目線でレポートします。
ダルサナとは
イングレスの特別なイベントの今回のシリーズ名です。
XMアノマリーは、指定されたポータルを指定された時間内で奪い合ってポイントを競い勝者を決める試合のルールが定められています。
ポイント計算条件は事前に発表されていましたので、イベント中はまさかの事態になりました。
決戦前夜のこと
私は地元のチームに入りましたので、事前のアイテムの受け渡し会に参加しました。
イベント実戦では、撃ちまくる攻撃専用の人、レゾネータを挿しまくる人、ポータルシールドを入れまくる人、その他の役割の人という専門職に分かれます。
実戦に必要な目安とされる役割別のアイテム数があり、普通にポータルハックをしていてもその比率でアイテムを得られないために、それぞれが満たせるように余分を交換し合いました。
私は既に知り合いの人以外とイングレスでリアルに顔を付き合わせるのは初めてでした。
印象に残ったのは、ふたを開けたら男性だと思っていた人が女性だったことです。
私も、いつものことですが男性だと思われていたりしました。
事前に会っておいたので、次の日の集合もスムーズでしたから、イベント前にオフ会をするのは良いことだと思います。
アイテム交換をするとインベントリが偏りますので、前夜が一番良いタイミングかなと。
会場に着くまで
朝は7時半に多重に仕掛けた目覚まし時計で起きました。
低血圧のため眠すぎて卒倒しそうで、景気づけにカフェインのドリンク剤をグビッといきました。
朝ご飯を食べたら、チームの集合場所である霞ヶ関駅に向かいました。
途中ではハングアウトで、昨晩会えなかった朝のアイテム交換組も合流に成功したことが流れて来ました。
一人で電車の中で戦いに向けてわくわくしていました。
移動中にはポータルハックをしたくなりますが、インベントリがもうパンパンでキーを捨てるのも面倒なので、ユニークポータルハック数が稼げない範囲では何もせずに大人しくしていました。
会場に着いたら
チーム全員が揃ったら日比谷野外音楽堂に入場するための列に並びました。
野音を満杯にできるほどの人数で結構な並びようでしたが、横5列に並ぶように列圧縮も行われて入場の混乱は無かったと思います。
イングレスのスキャナー画面では見たこともないような焼け野原とポータルキーの投棄の光景が広がっており、物理的にはゴミは落ちていないのですがポイ捨て無法地帯でした。キーをリサイクルして消すよりもドロップして捨てた方がタップ数が少なくて楽ちんですからね。
日比谷野外音楽堂は左側がレジスタンス、右側がエンライテンドと係の人が声を張り上げて案内してくれていましたが、エンライテンドが人数が少ないので空いています的なひとこともありました。
実際に入場したら、レジスタンスの方が人数が明らかに多かったように感じました。
この時、ほとんどのレジスタンスエージェントが心の中でガッツポーズを作り油断をしたと思います。
各陣営とも、自陣の色を身につけたエージェントが集結し、中には仮装で参加した人もいて周りを楽しませていました。
入場時には手首にスタンプを押されてアフターパーティー会場入場の印になりました。
配布されたパケットは、Darsanaメダルがもらえるカードやピンバッヂが入っていて素敵なお土産になりました。
事前の予定とは時間も順序も異なって、11時40分から主催者スピーチと両陣営挨拶がありました。
ジョン・ハンケ氏が「今日、人類はダルサナポイントに到達するかどうか決まる」とイベントの意味を再確認しました。
イングレスにはバックストーリーがあり、今回のイベントで以下のように変化します。
・レジスタンスが勝つとXMのシグナルが強まり、N’zeerが招かれる
・エンライテンドが勝つとXMのシグナルが弱まり、N’zeerが遠ざかる
「今日は、草刈り(緑軍のポータルを奪取すること)水抜き(青軍ポータルを奪取すること)の日になるでしょう」と、スラングを交えて両軍の志気はマックスに。
その後に記念撮影がありました。総勢5000人程度というのはイングレスが行ったイベントで最大の規模だそうです。他のどの都市よりも今回の東京が人を集めました。
1回戦までのこと
私たちのチームは虎ノ門ヒルズ近くのポータルが担当でしたので、日比谷公園から虎ノ門ヒルズまで徒歩で移動しました。
イングレスの基本は歩きですからね。
オープニングが早く終わってしまったので、クラスター1の開始まで時間が空いており、付近のカフェでゆっくりランチを取ることができました。
お腹が満たされると、開戦までの間に付近のポータルキーを集めて回りました。
ルールで指定ポータルにリンクが張られていると加点があるためです。
私はオールラウンダーとしての参加でしたのでリンクを張る場合は私がやりますので、皆が集めたキーを拾って溜め込みました。
開戦10分前
14:00の10分前に各自持ち場につきました。
当然ですが、敵陣のエンライテンドのチームも付近にいます。互いに服装の色でめっちゃ分かります。
軍服ってこういう時のためにあるんだな…と思いました。
クラスター1では、何の変哲も無い場所が担当でしたので、市街地に10〜20メートルずつ離れて立ってスマホを一心不乱に操作する怪しい集団になっていました。
対象ポータルのところにあるお店が営業時間外だったのは営業妨害をすることにならずに良かったと思います。
そして、14時ジャスト、リアルではとても静かに戦いの火ぶたが切って落とされました。
待ち受ける苦難のことも知らずに…。
続く
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追記:続きです
その2:Ingress Darsana:クラスター戦に参加するとはこういうことでした
最終回のその3も書きました!
その3:Ingress Darsana:戦いの後はお楽しみ!アフターパーティー&同人誌・グッズ紹介