Ingress Darsana:クラスター戦に参加するとはこういうことでした
ダルサナレポートその2です。開戦からの様子です。
その1:Ingress Darsana:エージェントの長い一日が始まった(戦闘前まで)
を読んでからどうぞ。
クラスター1戦:はじめての戦い
14時ジャストから14時10分までが指定された時間で、この中のどこかの計測ポイントでポータルを持っている陣営にポイントが入ります。
その一瞬のために、攻撃と防御を休み無く続ける必要があります。
バースター溜めまくったし、撃ちまくるぞ!!と思っていたら、開始早々にスキャナー画面が突如、緑色に染まりました。
このあたり一帯がCFに囲まれたことは分かりました。
これでさっき集めたポータルキーの出番が無くなったかもとは思いましたが、手を休めずに攻撃を続けました。
兵隊は弾を撃つのが仕事で、その他の判断はリーダーや上から降ってくるはずです。
戦闘中はイングレスは今までとは別のゲームになっていました。
バースターを撃つ際に「廃人撃ち」と呼ばれる方法があり、練習もしましたが意味がありませんでした。
そもそも、インベントリのアイテムを開くのに異常に時間がかかるようになっていたからです。
イベントのためにサーバー増強したって言ってたのに!!
まさか、ここまで重くなるとは思っていませんでした。
アノマリーでは何が起きるか分からないというのはこれか!
結局、10分間と少し余計に攻撃して、1回戦は終了しました。
局地戦で言えば青優勢だったような気がします。
担当ポータルが青になっている時間の方が長かったという意味で。
クラスター2戦に向けて
次の担当ポータルは増上寺の中にありましたので、そこまでまた徒歩で移動しました。
途中では美しい銀杏並木や東京タワーとお寺の素敵な風景を見ることができました。
道のりの途中で、緑のCFは日本のほとんどを覆う巨大CFであることが口伝えで分かりました。
中国とグアムと襟裳岬で囲われていると分かり、心底驚きました。
私たちはCOMMやGoogle+を見る時間がありませんので、途中経過は戦闘参加者よりも外野の方が詳しかっただろうと思います。
とりあえず、周辺ポータルキーの収集はやめました。
しかし、そろそろ足が疲れてきています。
まだ日比谷公園から2km強しか歩いていないですが。
クラスター1戦では、自分の持ち場を動いてもあまり何も変わらなかったので、今度は場所を固定することにしました。
そして、持参した折りたたみ椅子にどっかり座って足の疲れを軽減しようとしました。
だって、まだ先の方が長いし。
増上寺は一般の参拝客もたくさんいましたが、ひょっとするとイングレス参加者の方が多かったかもしれません。
点在して動かない変な集団ふたたび。
クラスター2戦:苦戦とはこれのこと
15時から2回戦がスタートしました。
1回戦で効率良くバースターを撃つ方法をそれなりに編み出していましたので、撃った数はかなり多くなりました。
インベントリのタイムラグがひどいので、パワーキューブは潤沢に使うのではなく、なるべく使用回数を控えるように潤沢さの幅を少し縮めました。
それにしても、今回は担当ポータルがなかなか青くなりませんでした。
人数で負けていたのか、立つ場所の配置が悪かったのかはよく分かりません。
あたり一面の緑のCFは変わらずでしたが、個別に戦っていると全体の戦況はよく分からないので、ひたすら撃つだけでした。
クラスター3戦に向けて
次は地下鉄駅の出口ポータルでしたので、通行の邪魔にならないように苦心しました。
都バスの停留所もあり、人通りの絶えないところです。
私たちがスマホを持って集団で、しかも、あたり一面にいるので、バスに乗る通りがかりの人が「皆さんは集まってスマホで何をされているのですか?」と聞いてきました。
私たちは「スタンプラリーです」という、一般人が分かりやすい言葉で説明して、それで納得してもらえたようです。
全然説明になっていないような気もしますが…。
この時点でもう足の疲れが溜まっていて、なんとか邪魔にならない道の端っこに折りたたみチェアで座り込みました。
インベントリのチェックをするとアイテムが残りの時間では使い切れないほどありましたので、開戦前から暇つぶしに撃ちまくりました。
インベントリ構成ノルマのアイテム数はタイムラグが出ない環境を元に算出されていると考えられ、かなり余っていました。
私は普段は節約家なのでX8(一番レベルの高い武器)を撃ちまくることはしません。
都心に出ないとアイテムの供給があまりできないので、地元では非常にケチくさくなります。
私の予想ではお金にケチくさい人はアイテムも節約するタイプで、お金をパーッと使う人は弾切れするまで撃ちつくす人だろうと思います。
クラスター3戦:無我の境地
16時開戦のだいぶ前から攻撃していましたので、そのまま続行。
ここでも、前半はなかなか青くできなくて苦戦しましたが、後半は結構青くなっていたと思います。
市街戦で最初は周りの一般人の目を気にしていた私ですが、もうこの頃になるとスキャナー画面しか目に入りません。
エキゾチックマターにかなりマインドをやられてしまったのだと思います。
自分の撃った弾が効いているのかどうか全然分かりませんが、とにかく発数を多く撃とうと思いました。
最初の頃にうっかりやっていた、途中でポータルの画面で余計なところを開いてMODが飛んだかどうか見たりする無駄な操作を全くしなくなりました。
なかなか青くならないので、とにかく撃つしかありませんでした。
終了の時間が来ても、あたりは緑一面のままでした。
CF加点のルールの影響をそんなに理解していたわけではないので、やる気を失わずに最後まで戦えたのは良かったと思います。
戦いを終えて
私は4戦目は参戦せずにアフターパーティーを開始から取材することを前日から伝えていましたので、皆に別れを告げて渋谷に向かいました。
緑が優勢になることを予想していなかったので、正直申し訳なかったです。
私のチームは年齢性別もバラバラで(一番若い男性は未成年でした)レジスタンスで居住地が近いというだけのつながりでしたが、皆それなりにプレイしているレベルの高いメンバーで、それぞれによく頑張ったと思います。
チームリーダーの話を聞くことができましたので紹介します。
チームリーダーに聞いてみた
レジスタンスのチームリーダー(女性)に話を聞いてみました。
イベント実戦のことは何も分からない新米兵を率いてくれて、とても頼りがいのあるチームリーダーです。
Q1:イングレスを始めた時期ときっかけは?
→ クローズドベータ版の時代からやっており、きっかけはIT系勤務の旦那から教えてもらいました。
Q2:最初の頃のエピソードは?
→ よく分からず旦那が緑なのに自分は青で開始してしまいました。
しかし自分の方が先にレベル8になったのと、同じ陣営になりたかったので、旦那には青でレベル1から再スタートしてもらいました。
Q3:他のエージェントとの交流はどのように?
→ COMMで勧誘されてGoogle+のコミュニティに入りました。開始して半年以内には入っていたと思います。
Q4:初めての他エージェントとのリアル遭遇は?
→ 2013年8月に東京で行われた「XM Anomaly: #Cassandra, Tokyo」に飛び入り参加しました。
今回のような大規模ではなく、結果発表は新橋駅前のSL広場でこぢんまりと行われました。
Q5:今回チームリーダーになった経緯は?
→ グループリーダーの方と同じファームでよく会ってアイテムをもらったりと面識がありましたので、古参プレイヤー・実戦経験者として白羽の矢が立ちました。
経験豊富で、そのことを周りに知られている人がリーダーとして活躍するという、実社会と全く同じ構図がゲームの中でも繰り広げられていました。
情報戦って検索できない情報のこと
今回のダルサナで一般プレイヤーは情報がなかなか得られないことに不満がつのった方もいたと思います。
Google+の書き込みでもいらだちを見せる人がいました。
少なくともチームに所属しないと公開されている公式ルールくらいしか分かりません。
細かい戦術はハングアウトやオフ会などの閉じた世界で交換されていました。
これは戦いなので、情報は生命線ですから、みんなにシェアして検索可能にできるのは一部分だけです。
検索エンジンのおかげで情報は何でも検索できるものだと勘違いしている人も増えたかもしれませんが、昔のことを思い出してみてください。
情報は「人」からやってくるものなのです。
このことを再認識させてくれたのがGoogle内のプロジェクトというところが何ともまた。
イングレスの広告で「警告:このゲームはあなたを健康で社交的にします。」というコピーがありましたが、社交的の意味は深いところにありそうです。
その1:Ingress Darsana:エージェントの長い一日が始まった(戦闘前まで)
もお読み下さい。
最終回のその3も書きました!
その3:Ingress Darsana:戦いの後はお楽しみ!アフターパーティー&同人誌・グッズ紹介