毎日使っているサービスがなくなるということ〜Googleリーダー終了の件
本日、頭をガツンと殴られたニュースがGoogle Readerの終了予告(7月1日まで)です。毎日使っているサービスの終了はキツいですよ。
しかし、どんなサービスにも終わりはあるのです。
このことは念頭に置いていないと。
そのうちメールの時代は終わったとか言ってGmail廃止されたら笑えない…。
— しゅうまいさん (@shumai) 2013年3月14日
無くなったサービスたち
最近ではPosterousの終了告知なども記憶に新しいところですね。
それ以前だと和製ミニブログ系サービス(Wassrなど)がこぞってなくなりました。
大抵のサービスは、「エクスポート」のような形でデータの保存はできるようにしてくれますが、手元にデータだけあっても、それを直接見るのはダウンロードした後の1回だけだと思います。
元の形でのサービス享受や友達などの繋がりはもう終わりです。
私も昔、メールアドレスとホームページは何度もサービス終了→引っ越しの轍を踏みました。
無料サービスはとても脆いです。
提供者が無料で提供できなくなったら終わりです。
私が作ったホームページではサーバー障害で吹き飛んだものや、サービス自体が終了したものもあります。
しかし、資金潤沢と見えるヤフーが提供するジオシティーズには未だに15年前のホームページが残っていたりします。
サービスが無くなる理由
毎日使い慣れたものが無くなるのは、心理的抵抗がとても強いですよね。
新しい代替のものが、全く同じ動きをするわけではありません。
それでも、そのサービスがなくなるには、何かの理由があります。
もうメインストリームではなくなったから、とか、費用が掛かる割に儲からなくなってきた、とか。
みんなが喜んで使ってユーザー数がガンガン伸び続けているうちはバラ色です。
ですが、それがいつまでも続くわけではないのです。
RSSリーダーのビジネス上の問題点については、えふしんさんのブログに書いてありました。
もう使っていない分までもコンテンツを収集し続けるのでコストは増す一方なのですね。
RSSリーダーというビジネスは、ユーザーがアクセスしなくなっても、機械はひたすらフィード単位でコンテンツを収集し続けなくてはいけないという理由で決してコスト効率は良くない。アクティブ率の低下と共に1ユーザーあたりのコストが増えていくサービスというのは他にはそんなに存在しないと思う。
F’s Garage @fshin2000 :全収集型RSSリーダーの終焉とソーシャル化するWeb
RSSとRSSリーダーの歴史
RSSは元々はNetscape社が自社ブラウザの購読システムのために作り出したものです。
その後進化を遂げて、しばらくRSS1.0とRSS2.0が混在していて選べるようなブログもあったことを記憶しています。あと、Atomという形式のもありました。
当時は「Syndicate this site(XML)」のような表記でリンクされていることが多く、一般人には何のことやらさっぱり分からないという敷居の高さがあったと思います。
Googleリーダーは2005年10月にLabsを通してリリースされました。
Googleリーダー – Wikipedia
livedoor Readerは2006年4月に提供が開始されました。
livedoor Reader – Wikipedia
それらより早く、goo RSSリーダーは2004年9月に開始されましたが、既に2011年5月にサービスを終了しています。
gooRSSリーダーのお知らせ
その他に、私が使ったことがなかったものとしては「PAIPO READER」「エキサイトリーダー」「はてなRSS」というのもありました。
RSSの未来は?
とはいっても、RSSが無いと、やはり困ります。
誰も話題にしてくれない私だけのお気に入りのページやブログの更新状況が知りたいことはあります。
まさか、WWWD(ホームページ巡回型更新チェックツール)に戻れとか言わないですよね。
あと、Googleリーダーを廃止するまでに、Googleが「何か」を出してくる可能性はあると思います。
しかし、「RSSリーダー」については、Evernoteのように最初は無料でも、更に便利に使うためには有料プランがあるというフリーミアムの形にしないと、前述のコストが増大するだけ問題がありますので、維持が難しいかもしれません。
個人的には国内ユーザーの流入が増えるであろうlivedoor Readerの動きにちょっと注目したいです。
私が乗り換える先
でも、私が次に使おうとおもっているのはFeedlyなんですけどね。
これは無料で、特に広告とか無いので、何で儲けているのか不明です。
追記:よく見たら右側に「ON AMAZON」というアフィリエイトリンクが表示されていました。
あと「THANKS TO」もバナー広告っぽいです。
機能としては、いいね!や+1の数が反映された人気度が分かるのと、EvernoteやPocketにすぐに送れるのが良いと思いました。もちろん、ツイッターやFacebookにも記事のタイトルとURLを紹介できます。
Feedlyに乗り換える方は、このブログ記事を読んでおいた方が、使い方がすぐに分かりますよ。
(一度にたくさんタイトルを見たい場合は「Title」形式にすると読みやすいです)
Tips for Google Reader users migrating to feedly | Building Feedly
スマホアプリも美しいデザインです。Googleのアカウントでログインするだけの簡単さ。
署名運動が立ち上がるなど、Googleリーダーの廃止が撤回になる可能性はゼロではありませんが、新しいツールを使うのに慣れる時間を作って置いた方が、のちのち良いと思います。
同じツールを使い続けていると頭カチコチになっている部分もあるんじゃないでしょうか。
コメント
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