映画「300 帝国の進撃」は前作を上回る迫力アクション!感想など #300筋肉
前作の「300(スリーハンドレッド)」から7年、続編が作られたということで興味があったので試写会で観てきました。核心のネタバレは無しです。(史実ベースなので世界史を知っている人には勝敗分かると思いますが)
今回は3D上映ということで、全体的に迫力が増していて、戦いのシーンも船による海戦がメインです。
前作同様に、血なまぐさいけどスタイリッシュな肉弾戦は健在なので、前作が好きな人は無条件で楽しめると思います。
女性キャラで華やかに
前作と違うのはペルシア側の女指揮官アルテミシア(エヴァ・グリーン)の登場です。
主人公とのエロスを含む絡みもあり、前作がめっちゃ男臭かったところと比べると華がありますね。
シーン毎に変わるブラック基調の悪役っぽくてセクシーなコスチュームも格好良かったです。
単なるお飾りではなく、彼女がなぜギリシア軍に恨みをいだいているかのストーリーもちゃんと描かれていました。
男性は筋骨隆々ボディ
今作は時代的には前作「300(スリーハンドレッド)」の前から後まで広めにカバーしています。
ギリシア軍VSペルシア軍という基本は変わりません。
頭部アクセサリージャラジャラのオシャレ坊主こと敵役のクセルクセス(ロドリゴ・サントロ)が父を亡くして王になるところのシーンも魔術的妖しさ満載の絵作りでしびれました。金粉たっぷりのお風呂に浸かったら神王爆誕!
とにかく絵になるシーンが多いです。
絵になると言えばギリシア軍は、なぜか上着がお嫌いのようで、上半身裸の筋骨隆々とした体にマントをまとっているだけなので、肉体美も堪能できます。
主人公で指揮官のテミストクレス(サリヴァン・ステイプルトン)は常にブルーのマントなので、顔をすっぽり隠す兜(かぶと)をかぶっていても見分けが付くのがありがたいところです。
俳優さん達はみんな体を絞るのに努力されたようです。
みどころ
今作の見どころは、迫力の船の海戦シーンです。
船と船がぶつかり合って壊しながらの戦いが続きます。ギリシア側の作戦がうまくいってペルシア側の船がボロボロに砕けるところなども、海中の様子も交えてたっぷりと描かれます。
船を火攻めにするところもあり、水と炎がせめぎあって鮮やかです。
アクションシーンのマッチョで生々しいぶつかり合いは前作同様です。
切られた時の血が立体感を持ってドバっと飛ぶ表現は、血の色をほとんど黒のような色にしていたりと、そんなにショッキングにはならないように調整されていて、アクションを楽しむことに集中できるようになっています。
制作陣
前作の「300」で監督だったジャック・スナイダーが脚本と制作に携わっています。
私はジャック・スナイダー監督作品の「エンジェル ウォーズ(Sucker Punch:2011年)」が好きなのですが、世間ではあまり評価されていなくて悲しい…。
他の監督作品で有名なのは「マン・オブ・スティール」などがあります。
3Dについて
3Dについては、試写会では偏光グラスによる3Dだったのであまり頭痛にはなりませんでした。
シャッターが同期するタイプは私は苦手でよく頭痛になっています。
3D映画で頭痛になりにくくするには、画面上で一番ピントが合っているメインのところだけを見るようにして、周辺部をあまり見ないようにすると、目のピント負荷がかかりにくく疲れにくくなると思います。
本作「300 帝国の進撃」は、迫力ある戦闘やアクションシーンを楽しみたい方にぴったりの一本です。
最近「戦う気持ち」が不足しているなと思ったら、古代ギリシア人に渇を入れてもらいましょう。
6月20日(金)公開です。
ブルーレイ&DVD発売!
本予告
作品の詳しい情報は公式サイトへ!
映画『300 帝国の進撃』オフィシャルサイト
ちなみにツイッターのハッシュタグは「#300筋肉」となっています。き、筋肉…。
Twitter / 検索 – #300筋肉
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