日本のラノベがハリウッドに!映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」感想

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桜坂洋のSFライトノベル「All You Need Is Kill」を原作に、主演はトム・クルーズでド迫力の3D映画が7月4日に公開されます。最後の方に若干(核心には触れない)ネタバレあり。

All You Need Is Kill
試写会にご招待いただいたので、観てきました。

実は試写が3Dかどうか事前に知らなかったので、メガネを渡されて、ちょっと冷や汗が。

既に何度か書いていますが私は「3D頭痛」持ちでして、あまり3D映画が得意ではありません。目のピント合わせ機能が人より疲れやすいみたいです。

でも、この映画は絶対に3Dで観た方が良いです!!

戦闘シーンの迫力は大画面の映画館で3Dで楽しんでみてください。

あらすじ


地球が謎の侵略者〈ギタイ〉に侵略されて全人類で必死に戦っている世界。
軍属ながら戦闘はしないメディア対応の広報をしていた口だけ八丁なクズめの主人公ケイジ少佐(トム・クルーズ)が、突然、最前線にしかも二等兵に格下げになって送り込まれます。
そこでの最初の戦闘で、戦闘未経験なので5分くらいであっけなく死亡。

しかし、ある原因によりケイジは死なずに、出撃の前日にタイムスリップ。
死ぬと時間が元に戻るが記憶は保持したままなので、何回も死にながら、侵略者に敗戦する未来を変えようと苦心します。

その過程で出会った最強の女性兵士リタ(エミリー・ブラント)は、ケイジのループ能力を使って兵士としても鍛えあげ、何度もやり直し機能を使い、侵略者を撃退するように試行錯誤します。

見どころ


最初に出てくるロンドンのトラファルガー広場にヘリコプターが着陸するシーン。交通規制をして撮った実写なのだそうです。しかも、トム・クルーズの発案で。
私は実際に訪れたことがありますが、あんな繁華なところを!と驚きました。

J分隊に配属されるところを何回も何回もループするのも面白くて、少しずつ会話がずれていく感を楽しめるのと、主人公の頭の良さがなんとなく分かります。
冒頭では口先だけペラペラのやつという感じだったのが、頭も良いのかも?と印象が変わっていきます。

そして、何と言っても、戦闘シーンの迫力とカッコ良さ。
兵士は機動スーツ(パワードスーツ)を装着して戦うのですが、そのデザインがメカメカしていて、いかにもSFという感じです。
重量感と操作のぎこちなさと威力、「ちゃんと動きそうな本物っぽさ」がよくデザインされていると思います。

操作画面は他言語化されていて、読めない日本語が表示されて戸惑っている瞬間もあり、現代人の「スマホの言語設定をうっかり変えちゃうと戻せない問題」がそこに…。

リタの専用スーツは赤いラインが入っていて特別なものになっており、これは原作リスペクトだそうです。
(原作ではリタは装甲を迷彩色にする必要がないくらい強いので赤い蛍光塗料を塗っている)

リタは筋肉もりもりでメンタルも強く、戦闘も敵を斬りまくるのがかっこいい、いかにも最強の女戦士という役柄です。強い女の人が出てくるのは私的に好物です!
参考記事:映画「300 帝国の進撃」は前作を上回る迫力アクション!感想など #300筋肉

感想


冒頭では機動スーツや戦闘のかっこ良さで飽きさせません。
ループしだしてからは笑えるところも混ぜつつ、物語が核心に迫っていき侵略者の秘密が分かるところまで、一気にたたみかけます。

主人公の兵士としての成長ぶりも激変!
スーツの使い方も分からない新人から始まり、何度もループして全ての出来事を把握しているスーパーマンに大変貌です。

ただ、終盤がちょっと説明不足なところがあり、ループを完成させる要素の幾つかについては、映画を観ただけではよくわからない部分があり、ハリウッドの大味さというか、緻密に練られたパズルのような構成が好きな人にはスッキリしないかもしれません。

しかし、終わり方が良くて、最後は「世界が変わって、同時に二人の関係も変わったのだな」と、切ない余韻を残すエンドになっていました。

帰りがけに思わず原作本を買ってしまいましたよ!

All You Need Is Kill

今だと映画のカバーが一枚余計にかぶさっているバージョンで売っています。どかすと元の表紙が出てきますので、ご安心を。

追記:原作との違い
2人の登場人物と死んでループするところだけ同じであとは結構大胆に改変されています。
最初は映画→原作の順序で見るのがいいかなと思ったけれど、原作→映画でも面白いと思います!
私は映画のエンドの方が好きです。

関連書籍


原作の桜坂洋の小説です。集英社スーパーダッシュ文庫の文庫本です。(私が購入した本)

新装の新書本も発売されます。カバーと挿絵がコミカライズ担当の小畑健(「DEATH NOTE」「バクマン。」)

小畑健によるコミカライズが「となりのヤングジャンプ」で連載中です。
「縦読み」方式を選ぶとスマホでも読みやすいですよ。無料!
となりのヤングジャンプ : All You Need Is Kill

映画公式ハッシュタグは「#戦う死ぬリピート」です。
ツイッター検索→ Twitter / 検索 – #戦う死ぬリピート

予告編の動画です

公開劇場情報など詳しくは公式サイトへ!
7月4日公開!映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』公式サイト

追記:今年10月のDVDおよびブルーレイ発売時にタイトルが「生きる、死ぬ、繰り返す」に変更になるらしいです。
トム・クルーズ『オール・ユー・ニード・イズ・キル』→『生きる、死ぬ、繰り返す』にタイトル変更! – シネマトゥデイ
ガセネタだったのかも…タイトルそのままですよね?

ブルーレイ&DVD発売!

関連記事:他の映画の感想です


Posted from するぷろ (`・ω・´)

この記事を書いたのは

しゅうまい(@shumai)です。 新しいこと楽しいこと不思議なこと、わくわくすることが大好きです。iPad Pro+Apple Pencilでの手書きメモがお気に入り。→ 詳しいプロフィール

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