PayPalの秘密が分かったユーザーミーティングに参加 #ペイパルライフ

2016/10/3 イベントレポート

PayPalを普段から使っているのに知らないことがたくさんあって驚き！初めてのユーザーミーティングに参加して来ました。

PayPal（ペイパル）はクレジットカード番号をウェブ通販のお店などに直接教えずに安心安全に支払いができるサービスです。

イベントの少し前にPayPalのキャンペーン企画がありまして、いつどのように初めて使ったかを#ペイパルライフのハッシュタグでツイートしました。

私は利用開始は2009年からで、当時ツイッターで楽しく使わせていただいていた「ふぁぼったー」という個人サービスがあったのですが、そちらが人気のため度々サーバーダウンしていたので寄付としてお金を送るのに使いました。

私が初めてペイパルを利用したのはその他でした。2009年10月29日ふぁぼったーの小野マトペさんへの寄付でした｜ペイパルデビュー投稿アンケートに参加中! #ペイパルライフ https://t.co/QADwuaV4V8

— しゅうまい 7 Plus (@shumai) 2016年9月1日

なお、PayPalの個人間送金はその後、日本の法律の関係で行えなくなりました。
お金を受け取るにはビジネスアカウントが必要になります。

他の方の投稿はこちらのページで見ることができます。
教えて！みんなのペイパルデビューアンケート

PayPalユーザーミーティングは9月27日に数十名規模で開催されました。
参加者は、PayPal上陸直後から長く使っていたりお仕事で使っているヘビーユーザーが多かったです。

まずはPayPalの日本でのマーケティング統括をしている藤本恭史（愛称：ヤス）さんから説明がありました。
ZDNet Japanでもフィンテック分野の連載をされています。
東京オリンピックとFinTech – ZDNet Japan

PayPalの設立は1998年のことで、インターネット普及期のドットコムバブルの頃だと思います。
この当初に関わった人たちは「ペイパルマフィア」と呼ばれる有名起業家として今も活躍しています。
ピーター・ティール、イーロン・マスクなど日本でも知られている人たちです。

日本でのPayPal
日本では2010年4月から本格営業を稼働し、課題は知名度不足や、先にフィッシングメールで有名になってしまった悪いイメージだそうです。（悪いのはPayPalを騙る詐欺のメールを送る側なのですが、日本では知られる順番が逆になってしまって気の毒でした）

世界のブランド価値ランキングでは上位に入るPayPalですが、日本は攻めあぐねている感じです。
クレジットカード決済の保護をしてくれるのは楽天市場などのECサイト側という文化もあるのかなと思います。

ユーザー保護と丁寧なサポート
なお、あまり知られていないことですが、ユーザーサポートの手厚さは気合いが入っているそうです。
例えば電話でサポートするコールセンターは、他の企業では解決までの1コールの時間を短くするように目標づけられていますが、PayPalでは解決するまでとことん電話を切らずに応対してくれるそうです。

私は今までショッピングプロテクションを使う機会がありませんでしたが、参加者には海外サイトで買った物が届かないことを体験した方がいました。
もちろん、そのようなトラブルを起こす業者はPayPalに記録されてデータが蓄積されていきます。

決済のトランザクションデータに関しては、コンピュータでおかしな取引（例えば遠く離れた店舗なのに5分でそれぞれ決済されるなどの異常）を検知する以外に、詳細は非公開ですが人間が目検で監視するシステムがあるそうです。
ビッグデータを最終的に人間がチェックしているという秘密に驚きました。

ユーザーのワーク
テーブルごとにPayPalをどのように日本で広めたら良さそうか身近な人をデビューさせるアイデアを考えました。

私はシニア層に安心してネット通販を楽しんでもらえるように、スマホやタブレット端末の教室をして操作を体験してもらえば「先生に教わった」感がして安心かなと提案しました。
シニアはクレジットカード番号がネットでよく盗まれいた頃のイメージから脱却していなくて、ネット通販がこわい人もいるようです。